バレエキッズの5リズム
ロスに戻りました。
先週の京都生クラスも、エネルギーがぐわんぐわんまわりました。
おとといのクローズドグループも、これもすごかった。
それらのことも書きますが、その前に3日前のキッズクラスから。
キッズ向けだというのにマイクがないので、声を張り上げまくった1時間半(笑)
友人が教えているバレエの生徒さんたち24人。
8歳から13歳。
「この子達に枠を超えさせたいから」と5リズムを体験することになった。
私自身、初めての5リズムで
「ダンスをやっていた若い時にこれを知りたかった!そしたらもっといい踊りが踊れたのに!」と思ったのもあったので、喜んでお引き受けした。
一人でも誰かに響いたらうれしい。
お母さんたちは見学禁止。
見学をするなら参加が必須条件。
参加する人が大人であれ子供であれ、安全な場所にするために、自分だけ踊らない傍観者がいることはありえない。
しかし、私は子供もいないので、いざ、何かの時に一人いていただいたほうがいいということで、お一人のお母さんだけに、生徒さんとして参加してもらった。
あとは皆、子供。
キッズは、しっかり向かい合うと、本当にすごい存在だ。
ナメられるも、いうことを聞いてもらえるも、こちらの存在の仕方ひとつ。
私は、キッズといえども彼らをバレエをやっている表現者として扱うことにした。
一つもキッズ向けのクラスにはしなかった。
「あなたたたちは表現者だから、バレエの振り付けひとつに、どういう風や、どういう重さが含まれてるのか、それを呼吸とともにみせるという役割があるよね」
ということで特に表現ということに関してに重点を置き、どうやったら回転に重みや
緩急がつくか、どうやったら風にのるように踊れるか、それを説明じゃなく、実際に5リズムの中で体験してもらった。
デモを私がやって説明している最中から、キッズの目はキラキラしてきた。
二回目のスティルネスを「スローモーションのバレエにして」といったら、
それは子供にもかかわらず、うっとりするようなエネルギーの流れが見えて、
一回目と大違い!
さすがフローイングから積み上げて来たからこそのスティルネスだ!
こんなに違うんだ!
素敵だなあ。
子供たちとは、他にもたくさんワークもしたんだけど
「何やったか、お母さんにナイショね!」と言ったものだから
迎えに来られたご父兄が
「楽しかったって喜んでます。でも、教えてくれないんです〜」
って。
イイヤツたちだなあ〜〜〜!約束守ってる〜〜!(笑)
私は実は、大人のクラスに子供が一人二人混じるのはキライだ。
なぜなら、テーマを持って踊りに来ている大人にしてみたら、子供が入ることでお母さんが動揺することが多く(ほら、XXちゃん、踊りなさい!的にいう人が多い)それが伝染して、クラスが潰れることも多いから。
でも、キッズのクラスも面白いな、と
改めて思った。
とくに、踊りをする子供たちには。
テクニックじゃないところ、子供たちはちゃんと捕まえてくれる。
また、4月の終わりにもやるらしい。
超楽しみだ。